介護事業所の指定を不正に取得したとして、今後4年半、全国の事業所の新規指定や更新が認められなくなった訪問介護最大手のコムスン(東京都港区)。暴走の根底には何があるのか。その源泉をたどると、ホリエモンらITベンチャー起業家との“共通項”が浮かび上がってくる。
【折口会長の素顔】
コムスンを傘下に持つグッドウィル・グループ(GWG)の折口雅博会長(46)。お立ち台で一世を風靡した東京・芝浦のディスコ「ジュリアナ東京」や、東京・六本木のディスコ「ヴェルファーレ」をプロデュースして有名になった。
GWGは東京都港区の六本木ヒルズに3フロアを借りる。折口氏は東京・田園調布に7億円の豪邸を建て、2800万円のフェラーリ・テスタロッサ、3000万円のランボルギーニ・ディアブロを乗り回す。
ヒルズ族の兄貴分としても知られ、ホリエモンこと堀江貴文ライブドア前社長(34)の資金スポンサーになった。
ライブドアの前身、オン・ザ・エッヂを経営していた堀江前社長が株式上場を決意したとき、最低限の資本金を確保するため第三者割当増資を行ったが、それを引き受けたのが、ネットバブルのスターともてはやされた光通信社長(当時、現在は会長)の重田康光氏(42)と折口氏の2人だった。
ヴェルファーレの雇われ経営者を辞めた折口氏は95年、人材派遣会社GWGを設立。コムスンをはじめとする事業買収で急速に経営を拡大した。

